ご挨拶
理事長挨拶
国は、医療費抑制を目的とした、医療制度、医療保険制度改革を押し進めています。その結果として医療を受ける患者様の自己負担も増大していく事が予想されます。
この様な変化の中で、医療機関は、診療所、病院、それぞれに機能を分担して、連携を取り合う事により住民の皆様に良質で効率的な医療を提供していく体制を整えていかなければなりませんが、一方患者様に取りましても、ご自分に必要であり適切な医療は何なのかを知って頂くことが肝要となります。
そのためには様々な情報が必要になろうかと思います。個々の患者様にその病状を十分に説明する事はもとより、一般的な情報として患者様に、私達の病院がどの様な病院なのか、又どの様な活動をしているのか知って頂く為に、今回、ホームページをリニューアルする事になりました。我々は医療法と言う法律の中で様々な規制を受けており、十分な量の情報を発信できないかも知れませんが、皆様のお役に立つように努力をしてまいります。宜しくお願いします。
理事長 大井田二郎
院長挨拶
変わる医療、変わらない精神
当院は大正2年の診療所開設から数え、開院100年以上の歴史の中、地域住民の健康を守り、地域医療を守り続けてきた伝統ある病院です。
時代とともに、患者さんと医療との接点が医療機関以外へも広がり(多角化)、個人個人に応じたオーダーメード化が進み(個別化)、医療の主体が患者自身に変化(主体化)してまいりました。
さらに、施設含め在宅で医療依存度の高いケースも増え、マネジメントが複雑化、高度化、情報化が進み入院前からの情報共有といった入退院システムが定着しつつあります。今後さらに厳しくなると予測される限られた医療資源のなか多職種が双方向で情報共有することで無理、無駄のない医療が展開できると考えます。
今以上に1つのチームになって患者さんに関わること。いわゆるTeam Approach !で地域づくりに繋げるよう院内外の皆さんで挑戦することが必要です。
これまで100年余りの歩みとともに育成、確立されたシステムに立脚し、医療環境の変化に対応した整備を目指したいと考えています。これまでどおり、「良質で安全、安心な医療を地域の皆様に継続して提供する」という理念のもと全力で頑張りますので変わらぬご支援、ご鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げます。
院長 田中公章