交流分析士のささやき・・・その3(機能訓練室)
- 2020
08/19
08:49
こんにちは、皆さんいかがお過ごしでしょうか?皆様方に付きましては、感染症のため色々と制約を受けた日常の生活を強いられさぞかし肉体的にも精神的にもストレスが溜まっていることと思いますが、それぞれ自覚有る行動をとられると良いのではないでしょうか。
では前回の続きになります。私たちの思考・感情・行動の基になっているこころの中には別人が3人います。それはどんな人か?結論から言いますと「親の心を持つ大人」「物事を判断する成人」「自由に生きる子供」の三人がいるのですね!前回の話で、朝寒いからもうちょっと、もうちょっとと言いながら起きないなのは「子ども」。早く起きないと今日は学校でしょ?と言い出し起こすのが「親」。そして寒いけど中々起きられない、でも遅刻はできないと状況を判断して起きることを決断したのが「成人」という訳です。このように「親」「成人」「子ども」という三人の他人がいますがこの三人は決して目に見えるものではありません、だって「こころ」が見える訳がないのですから・・・・。しかし遅刻したらいけないから「起きる」という行動に出たわけです。この行動が目に見えるものとして「こころ」を映し出したのです。こころというものは、実は行動を通してみることができるんです。この行動の基がいわゆる動機とも言われます。前の例では子供のこころ、親のこころを上手に成人のこころが判断して社会に適応した、学校に遅刻しないという行動に結びついたわけですね。
・・・・・次回に続く