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2020年10月13日の記事は以下のとおりです。

インフルエンザウイルスキット(臨床検査課)

  • 2020
    10/13
    08:10

 

当院で採用しているインフルエンザ抗原を検出する検査キットイムノエースFlu

 

使用目的

 

 鼻腔吸引液、鼻腔ぬぐい液、鼻汁鼻かみ液又は咽頭ぬぐい液中のインフルエンザAウイルス抗原及びインフルエンザBウイルス抗原の検出(インフルエンザウイルス感染の診断の補助)。

 

測定原理

 

本品の測定原理はインフルエンザウイルス抗原を認識するモノクローナル抗体を用いた免疫クロマトグラフ法です。

 

本品は、試料滴下部、白金-金コロイド標識抗インフルエンザA及びBウイルスモノクローナル抗体(マウス)(以下、白金-金コロイド標識抗体と記す)を含む試薬部、抗インフルエンザAウイルスモノクローナル抗体(マウス)(以下、抗インフルエンザA抗体と記す)、抗インフルエンザBウイルスモノクローナル抗体(マウス)(以下、抗インフルエンザB抗体と記す)及び抗マウス免疫グロブリンポリクローナル抗体(ウサギ)(以下、抗マウス免疫グロブリン抗体と記す)を固定化した展開部から構成される短冊状の担体を内蔵したテストプレートです。

 

テストプレートの試料滴下部に試料を滴下すると白金-金コロイド標識抗体が溶解し、試料中のインフルエンザウイルス抗原と免疫複合体を形成します。この免疫複合体は展開部を毛細管現象により移動し、展開部に固定化された抗インフルエンザA抗体又は/及び抗インフルエンザB抗体に捕捉され、判定部[A]又は/及び判定部[B]に白金-金コロイドによる黒色のラインを形成します。本品はこの黒色のラインを目視で確認し、試料中のインフルエンザウイルス抗原の存在の有無を判定します。

 

一方、試料中のインフルエンザウイルス抗原の存在の有無に関わらず、余剰の白金-金コロイド標識抗体は展開部をさらに移動し、展開部に固定化された抗マウス免疫グロブリン抗体に捕捉され、判定部[C]に白金-金コロイドによる黒色のラインを形成します。これは白金-金コロイド標識抗体が正常に移動したことを示します。

 

 

 

検体として鼻汁鼻かみ液が使用できるため、検体採取用の鼻かみ紙を検討しています。

 

・検体採取用紙(鼻かみ紙) 50枚/

 

検体採取用紙(鼻かみ紙)は、検体採取面に撥水加工を行って撥水性を持たせた面を内側に二つ折りにし一辺を接着したものです。内面を開いて鼻かみ液検体(鼻汁)の採取を行ってください。

今年のインフルエンザ検査は鼻汁鼻かみ液を検体とするか検討中です。

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