冬季に流行する感染症(診療情報IT室)
- 2020
10/30
13:27
気温が下がって空気が乾燥する冬季になると、さまざまな感染症が流行します。
呼吸器感染症
●鼻から喉にかけて(上気道)の粘膜に
ウイルスや細菌が感染するなどして生じる急性炎症の総称です。
炎症が生じている部位によってさまざまな症状が現れ、
重症化すると気管支炎や肺炎などを起こす場合もあります。
感染すると、鼻や喉の違和感に始まり、鼻水や鼻づまり、せきやくしゃみ、微熱などの症状が
現れ、全身状態は、ほとんどなく水分と栄養、睡眠をとって安静にしていれば
1週間程度で自然に軽快します。
●インフルエンザ
毎年冬になると流行するのは、季節性インフルエンザと呼ばれています。1インフルエンザウイルスに感染することで発症します。
日~3日の潜伏期間の後、まず急激なは発熱(38度以上)が生じ、
悪寒や倦怠感、関節痛などの症状が現れます。
喉の痛みや鼻水、せきなどの症状が出現したり
下痢や嘔吐などの消化器症状が現れることもあり、
普通の感冒よりも強い全身症状が現れることが特徴です。
インフルエンザの重症化リスクが高いと考えられる方
●65歳以上の高齢者
●乳幼児
●免疫不全状態の患者様
●慢性疾患のある人
(呼吸器疾患、心疾患、腎疾患、肝疾患、血液疾患など)
●代謝異常(糖尿病など)のある方
●妊婦(妊娠28週以降)