タレントマネジメント(診療情報IT管理室)
- 2020
12/29
20:54
今年ももうすぐ終わりですね。
最近のおうち時間の楽しみは、おいしいコーヒーとコンビニスイーツで一息。
そして子供が見ているヒーロー戦隊ものに付き合いつつ、
実は自分の方が続きを気になっている、やっすんです。
日頃、業務でいろいろなデータ分析を行っていますが、
もともと自分は様々なデータに興味があり、
その中でもMLB(アメリカメジャーリーグ)で活用されている
「セイバーメトリクス」という野球における統計学的根拠を元にした考え方に影響されています。
2000年代に資金力がないチームが、このセイバーメトリクスを重視したチーム編成を敢行し
成功を収めたことをきっかけに、現在ではMLBで当たり前のものとなっています。
セイバーメトリクス指標のおもしろいところは、
スター選手ではない脇役的な選手が実はチームの勝利に一番貢献していた!
というような事がデータとなって見える化されることです。
現在、ビジネスの世界でも客観的データを根拠とした
「タレントマネジメント」と言われる最新型の人材マネジメント、人材育成が展開されています。
大企業ではシステム化され、採用時はもちろん、
次世代のリーダーを抜擢する際や、適材適所に配置転換する際にも
個人データと照らし合わせて判断されていきます。
今後、ますます労働力人口の減少が進んでいく中で、
組織内の人材のパワーを最大限に発揮させるために必要な仕組みと言われています。
ただ、客観的なデータだけでは、その日の部下の顔色が悪いとか、
何かつまらなそうに仕事しているなとか、リアルタイムでの状態は分からないので、
やはりそこは人間と人間のコミュニケーションが大事だと思いますし、
データだけで判断されるのは、少し心地悪い部分があります。
従来の人事マネジメントと最新型のマネジメントのバランスがうまく取れた時、
理想的な人材マネジメントが実現するのかもしれません。