患者目線でひとこと(通所リハ)
- 2021
04/20
11:07
先日、1週間ほど他院に入院してきました。
全身麻酔での手術で、たった数日不自由な時間を過ごし感じたことは、
介護を職業とさせてもらう私にとってとても糧になるものでした。
今まで、4回入院しています。
その時も、排泄介助の配慮だとか色々感じて良い経験をさせてもらったのですが、
今回もたくさん学ばせてもらいました。
細かなことなのですが…。
忙しそうな看護師さんをコールで呼ぶことはなかなかできないこと。
だからこそ、「次に来た時にこれを言おう、これを頼もう」と考えます。
することもないし動けないですから、考えてばかりです。
「この人の介護は時間がかかるのよね~。いろいろ用事を言われて帰って来れん」
なんて、言われんな…と。
あと、言葉使い。以前自部署で満足度調査を行った際
「丁寧すぎる言葉や敬語は親しみを感じない面もある」という意見をいただきました。
どちらかといえば、“いなかのおばちゃん”的な話し方をしてしまいがちな、
いわゆる言葉遣いの悪い私は“こんなんでもいいのかな”などと思っていました。
患者になってみて、同じ親しみのある言葉遣いをする看護師さんでも
良い印象の言葉遣いと嫌な印象の言葉遣いの違いを感じました。
それは、雑さと敬意です。若い看護師さんは同じ顔に見えますが、
丁寧な言葉としぐさ、お世話になる立場であっても
やっぱり倍以上年が上の自分に対しての見下したような命令口調に感じる話し方。
印象はずいぶん違いました。私の関わらせていただいている利用者様はみんな私より年上です。
敬意を忘れてはいけない、丁寧さはすぐに感じるものだと改めて感じました。
もう一つ。私の関わらせてもらう利用者様の中には
食事の際、デザートから食べ始める方がわりと多かったりします。
「デザートはあとにしませんか?」なんて声が職員から聞こえます。
手術後、食欲が戻らない中、デザートから食べてしまう気持ちが本当に分かりました。
ゼリーや果物のありがたかったこと。
他にもベッド挙上の仕方など、自分が入院患者になってみて、
身体が自由に動かせなくて感じることはたくさんありました。
今後の介護に生かしていけたらなと思います。
患者様は、いつも見ています。職員の行動、言葉、表情…。
忘れることのないように。