夏休みの自由研究 part2(4階病棟)
- 2021
09/14
08:08
前回(8/31)のおたまじゃくしのその後です
おたまじゃくしは雑食
鰹節、野菜の残り、金魚のエサなどをあげています
一番の好物は茹でたほうれん草
たくさん食べて大きくなってくると
次に気になる変化が手と足ですね
どっちが先なのでしょうか???
正解は足
尻尾の付け根付近にちっちゃな足が生えてきました
日がたつにつれて少しずつ伸びていきます
ピョンピョン運動ができるほどに成長
でも…手は???????
気配すらありません
あれ!?
昨日までは何もなかったはずなのに手が!!!
調べてみると手は体の中で少しずつ大きくなり
上陸する直前にエラの噴出孔から出すのだそう
ちなみにほとんどの個体が左手が先らしい
さあ、ここから変体の始まりです
一番の大きな変化はエラ呼吸から肺呼吸への移行…命懸けの変化です
頭を水面に出していることが多くなります
水が多すぎると溺れる恐れもあるらしく
水槽内に上陸できる場所を準備します
肺が膨らんできているのでしょうか
体にもくびれができてるような気がします
なーんかバカボンに出てくるウナギ犬みたいですね…あっ年齢が
でも、真面目な話
人間の赤ちゃんも一緒なんです
お腹の中ではお母さんからへその緒を通じて酸素をもらっていましたが
生まれる時にオギャーと泣いた瞬間に肺が膨らんで肺での呼吸が始まる
胎児循環から成人循環に体の環境が変わる
赤ちゃんってホントに凄いなぁ
生きてるって凄いなぁ
生き物がいる地球も奇跡かも
感動や驚き、疑問に思うことはいろんなことへの興味を掻き立てます
スマホやネットでなんでも知ることはできるけど
体験することって大事なんじゃないかなぁと感じました
未来を担う子どもさんたち
いろんな体験を通じて、感じて興味を広げて
そしてこんな世の中を一掃するような大発明してくれないかなぁ…期待しています
…話を戻します
いきなり水槽の壁を登ってきましたよ
手が出てまだ4~5時間ほど
まだ顔はおたまじゃくしですが
体の色がなんとなく緑っぽい
口をパクパクさせて空気を吸おうとしているような動きをしています
なーんかジェリービーンズみたい
顔つきが徐々にカエルっぽくなってきました
口パク運動を繰り返していますが
呼吸するためだけではなく
おちょぼ口だったオタマの口から
大きく開くカエルの口に変化させようとしているかのよう
手が出て丸1日…卵から約1か月
こうなるともう水の中に戻ろうとしません
陸上生活の始まりです
5cm角のプラケース
大きさは1cm以下のチビチビカエルちゃん
最終形態まであと一歩