2022年の目標・・・院長のつぶやき
- 2022
01/08
15:48
仕事はじめにあたり、いくつかお話をさせていただきました。
その前に、
2年間のコロナ対応…
人材が充足している部署がない中
フットワーク良く取り組んでいただき本当にありがとうございました。
新型コロナウイルス感染症の拡大への対応に日本社会は追われ続けてきましたが、
医療システムは現場の意図の有無を問わず、
デジタル化含め制度の再設計で大きく変化しつつあります。
コロナ対応含めこれからは
・組織として次元が異なる準備を
・仕事の大小は関係なく1人1人がリーダー
・もちろん、みんなチームの1員
毎年、その年の病院の5本柱の取り組みを示しております。
まず、
①医療安全・感染対策・災害対策ついてです。
・研修や講習の拡充と体系化を図り、強化してまいります。
また、引き続き全職員が、CSCA(指揮命令系統、安全、コミュニケーション、アセスメント)
の力を養います。
・昨年末に受けた機能評価の有効活用について
さらに質の高い医療と介護の提供を目指すとともに、
快適な療養環境となるよう各面から整備を進め、課題の改善に計画的に取り組んでいきます。
PDCA回しまくることも忘れずによろしくお願いいたします
・人とつながり街を元気にする職員 いわゆるコミュニティナースの拡充についてです。
当地域は今後高齢化がさらに進み、独居の高齢者がますます増えてきます。
医療を受けたくても受けられない方もさらに増えてくることをふまえ、
既存の制度では対応できないケースの隙間を埋めるために、
コミュニティナースの育成を拡充します。
■コミュニてぃーナースについて
特に決まりはなく色々な働き方があります。
強引にまとめる職場は地域全体で、元気になるお節介する方々です。
ひいては地域でのコミュニティづくりや地域づくりにもつながります。
地域の中で活躍する医療職!看護師さんだけではございません。
②次に、患者さん中心のサービス向上についてです
まず、
・ホスピタリティの向上について
多様性を認め合い、他者貢献が当たり前の組織へさらに変化していきましょう。
・個人情報・システムセキュリティ強化について
個人情報保護方針を、反復継続しながら全職員に周知徹底し
また、情報システム全般について再検証し、セキュリティ面や非常時の対策、
運用管理体制を整備し不測の事態に備えます。
システム更新とメンテナンスを継続し、システムの障害リスクの軽減を図ってまいります。
・大井田グループの情報を広報を通じて地域に細やかに発信し、
地域に有益な情報を提供してまいります
■他者貢献が当たり前の組織へというものの
チームの力を発揮する秘訣ですが、お互いをねぎらい、感謝をすることは必須でございます
③医療・介護の提供体制の強化(システムづくり)
・予防の充実 ⇒糖尿病腎症重症化予防はじめ引き続き予防にも積極的に取組みます。
・食べる楽しみの視点を大切にしながら多職種で摂食機能の活動に引き続き取り組みます。
・高知家@ラインはたまるねっとを利活用し、糖尿病予備群などの疾患へ早期介入し、
食事と運動面に対する指導等を行うサービスも展開します。
・(健康教室、コミュニティナース活動など)安心して暮らし続ける
健康的な街づくり活動への積極的な支援もさらに行います。
暮らしの導線上で考えられるスタッフを各部署で育てていきます。
さらには、その活動は制度に縛られることなく多様に取り組んでまいります。
④働きやすい職場環境、人材確保と育成・組織づくり
今年度の大きなテーマとなります。
永続的に残る強い組織文化、風土を作るため理念と基本方針を刷新します。
新年度より新たな理念と基本方針を掲げます。
そして、理念、基本方針の刷新に伴い、管理職の研修プログラムをスタートします。
年々職員数も増え、手掛ける事業が増えている中、マネジメント力が重要になります。
・就業支援、ワークライフバランス推進について
職員満足度調査結果をふまえ多様な働き方に対応した働きやすい環境を整備してまいります。
また、時代の希求に適合するよう定年制度、再雇用制度等を整備し、
職員の希望やライフスタイル等に柔軟に対応できる制度を目指します。
デジタル化について、
Web会議やWeb参加型研修受講の促進を目指して、スマートデバイス等の導入を検討します。
・業務の効率化
デジタル化による業務の効率化を進めます。
また、給食事業における提供する食種の多様化に伴う業務量の増加と人材不足に対し、
クックチル方式をの安定的稼働に向けて運用方法の見直しを継続して行います。
■このように、正しい決断をするためにも情報共有と方針の統一が不可欠です
考え方1000とうりあっても、理念を共有し浸透していければと考えています
⑤最後に健全経営の維持(変化に強い組織へ)
・稼働安定と在宅部門との連携強化(チームの変化)
地域連携室含め多職種協働で効率的な運営を進め、と受入体制の充実、
さらに退院後の安心な生活を実現するため、
訪問診療並びに訪問看護と通所リハビリテーションといった在宅部門の連携を強化します。
・将来に向けて財務基盤をさらに安定化目指し
・業務運営の見直しや効率化による収支改善をグループ
全体でも行います
以上が今年の取り組み目標についてです。
私たちはSame Pageにいますか?
患者さん、家族、医療チームのみんなが同じ方向を向いていますか?
ちょこちょこ確認することが大切ですよね。
感染症からも スタッフを守る 患者さんを守りつつ
病院という枠を超えた地域づくり
地域全体を見渡せる施設へ変化していきたいと切望しております
何度もお話ししますが、患者さんではなく生活者として支援することも考え
在宅のシームレスな連係を目指すことで地域の方々が幸せになるのではないでしょうか
病気は病院で起こっているのではございません!!
『さらに魅力いっぱいの病院』を目指して行こう!!
ということを最後にお願い申し上げ、 年頭のご挨拶といたします。
本年も大井田病院をよろしくお願いいたします。