先日、本屋をぶらぶらしていると面白そうなタイトルを発見、その名も“「静かな人」の戦略書”、自他ともに認める「物静かな人タイプ」に分類される自分としては興味津々でレジへ。
近年、性格診断や適性診断などで細かく分類されている、“その人の性質”。
この本では大きく分類して「外向型」「内向型」の2パターンで説明されています。自分の経験上でもそうなのですが、「内向的」という言葉は、どちらかというとネガティブなイメージで使われる事が多い気がします。
しかし、「内向型」の性質の人間には「内向的」であるがゆえに備わっている強みがあり、例えば「優柔不断」は「思慮深さ」ともとれるし、「心配性」はリスクマネジメントに長けているともとれるし、「口数が少ない、地味」は「控えめ」で「落ち着いた」と受け止められることもあります。
そして、「外向型」「内向型」どちらが優れているという事ではなく、正反対のタイプだからこそチームを組むと絶大な力を発揮するとも説明されています。
今からの時代、労働人口が不足する事が予測されていますが、誰しもが持っている「個性」を「その人自身」が、「周りの人たち」が、ポジティブにとらえる事で唯一無二の人材として育っていくのではないでしょうか。
「リーダーは忘れてはいけません。才能のある部下がいないのではなく、部下の才能を引き出せる人物が、まだこの場にいないだけだということを(吉田松陰)」