暑さで頭痛が起きる原因はこれだ !(外来)
- 2024
08/05
07:07
熱中症の症状のひとつに、頭痛があります。
暑さで頭痛が起こるおもな原因は、脳への血流が低下することです。
熱中症で脳への血流が低下する理由としては
・からだの表面に血液がとどまり、血流量が減少する
・大量の発汗によって水分や塩分が不足する
人間のからだは熱を下げるために、からだの表面から熱を逃そうとします。
そのため、からだの表面に多くの血液がとどまり、全身をめぐる血液量が減少します。
結果として、脳への血流も少なくなり頭痛が引き起こされます。暑い中で仕事やスポーツなどをすると、からだの内部の体温を下げようと大量に汗をかきます。これは、汗が皮膚から蒸発する時に熱をうばうことで、体温が下がる仕組みです。
この過程でからだの水分や塩分が失われ、脳へ届く血液量が普段より少なくなり、頭痛が起こります。
暑さによってからだの表面に血液がとどまることと大量の汗が、脳の血流を低下させ頭痛を引き起こすのです。