【残暑の候】(診療支援室)
- 2024
09/02
07:07
四万十市に移住後4回目の夏を迎える。
休日は四万十川越しに沈む、他では見られない夕日を見つめる等、朝夕問わず空を眺めることが増え、最近は虹に出逢う機会が多い。そして、その度に、どこかで読んだ「虹の足」という詩をふと思い出す。
虹の足がかかる麓の村々に住む人は、虹に気付かない。虹は遠くから見え、他人には見えるもの。「幸福」を「虹」に準えて、日々の平和な時間を思い起こさせる。太陽と自分と雨粒の位置関係によって見える、光の屈折・反射現象に、ふと、得をした気分になってしまうのはなぜだろうか?目に入る色が七色あるかどうか一瞬目で追い、いつも数え切れず通り過ぎてしまう。
「狐の嫁入り」といった天気雨にも、怪火の意味と同様に不思議な現象に目を奪われる意味合いが含まれる。鮮やかな七色の虹に巡り会えると想像するだけでもなんだか嬉しいものだ。
残暑の候、まだまだ暑い日々が続きます。
そして台風到来。無事に通り過ぎることを祈りつつ、皆様、健やかな日々をお過ごし下さい。