大井田コミュニティナース㏌茨城
- 2025
03/07
07:07
皆さんお元気でしょうか?なんだか、春の足音聞こえてません??早いですよね本当に…年取ってます…膝が痛い時が増えてきた今日この頃です(´;ω;`)
さて、私たち大井田病院は、なんと!!コミュニティナース活動の講師依頼がありまして!!
茨城県の病院さんへお邪魔させていただきました!コミュニティナースの中野を始め、病棟若手看護師1名と井上の3名で行ってきました。
茨城県ってどこだっけ??みたいな所からで(笑)、宿毛から茨城県に到着するのに、およそ6時間…ざまに遠い‥かったです
しかしですね、お邪魔させて頂いた病院さんも、高齢化と交通弱者の方たちが課題で、宿毛と一緒やな~と思った事でした。その課題に、対応していくために、コミュニティーナース活動を普及させたいというご意向でした。うちも万全な体制ではないですが、病院総動員して、宿毛市住民のために、何ができるかを、日々模索しながら動いている事もお伝えした次第です。所変われど熱い思いをお持ちの医療者がいらっしゃる事に感銘致しましたうちのコミュニティーナース活動は、どうゆう風に普及し、広げていったのか、ぶつかった壁など色々あった経験を踏まえて、コミュニティーナース中野がプレゼンしてくれました。
研修後は、熱い思いをお持ちの方たちと、意見交換をして、今お持ちのお悩みなども共有させていただきました。どこも、共通の『人員不足』…( ;∀;)
翌日は、午前中だけでしたが、『CANNUS(キャンナス)』の活動にお邪魔させて頂きました。(ピンクTシャツの写真がそうです)キャンナスのモットーは、『困った時はお互い様、助けたり助けられたりという思いを持っている人が、出来ることを出来る範囲でやっていく。そして安心して暮らせる町づくりの一助となれる様、努力する気持ちを持ち、行動すること』だそうです。それをお聞きして、さらに感銘を受けました!!できる人ができる時に。パズルのように、できる人ができる時に、住民の不安な隙間を埋める事ができれば、この人絶対施設しかない!!という、医療従事者あるあるが払拭できるのではないかと思いました。お伺いした方は、認知症をお持ちで、短期記憶障害、火は使えず、お風呂キャンセル界隈の方でした。既存の資源である、訪問看護を数回利用しながら、配食サービスを利用し、近所のスーパーに晩酌のお酒を買いに行く。金銭管理はきっちりとはできていないようでしたが、十分におひとりで穏やかに、そして笑顔で暮らされていました。趣味であるコーラスが、彼女の支えであり、入れ歯が外れながらも(笑)、素敵な歌声を披露して頂きました。近くに家族はおらず、弟さんが週に一度は訪問している様子でした。キャンナス介入になったきっかけは、保清だったそうです。無理にお風呂に連れていくわけではなく、本人の意向を優先しながら、提案しつつ保清行動に繋げる。この時は、熱いタオルを準備し、本人にふけるところはふいてもらい、気が付かない所をサポートされていました。認知症があっても、暮らせる環境をアセスメントして、資源をつなげながら、住み慣れた所で楽しく暮らす事ができれば、認知症の進行を緩やかにしてくれます。施設や病院は、どうしても画一的です。他人が決めた日課をこなし、他人が決めた食事を食べ、他人が決めた時間に寝なきゃ『不眠』となり、他人が決めた所に帰らなきゃいけない。何だか考えさせられた体験となったと同時に、これからをイメージできる良い経験をさせていただきました。どんな形になるかはお楽しみですが、これからはコミュニティーナース&キャンナスで、宿毛の住民さんたちの心身の健康を守り、そして働く私たちの価値も高められたらいいなあと、めちゃくちゃ揺れまくる飛行機の中で、手汗びっしょりでおもっていた事でした。
講師として行かせてもらったんですが、なんだか私たちの方が、教えて頂ける事が多くて、恐縮だったんですが濃い~濃い~大井田コミュニティナース㏌茨城となりました。
お伺いさせていただいた病院の皆さんには、本当にとても良くして頂いて感謝・感激です。本当にありがとうございました(^^♪