医療=共同プロジェクト?(診療情報企画課)
- 2021
04/28
07:07
さわやかな朝、職場に来てドアを開けると、あ、暑い・・・早くも室温27℃(午前8時30分現在)日当たり良好な環境で過ごしています、やっすんです。
4月より診療情報企画課と部署名も変わりました。基本的な業務(診療情報管理やシステム管理)は従来通りですが、診療(介護)報酬改定時のシミュレーションや、今話題のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進などにも力を入れていきたいと思っています。
この間、本を読んでいて、「ああ、なるほど」と思った文章がありました。まったく医療とは関係のない本なのですが、医療という行為に対しての考え方が非常に分かりやすく説明されていました。
(等価交換の場合)
・Tシャツが欲しい→はい、〇〇円です。
・掃除機が欲しい→はい、○○円です。
通常はモノに対しての対価を支払って納得の上で購入します。
しかし、医療の場合は
・健康を下さい→はい、○○円です。とはならないので、医療は「共同プロジェクト型」の取引となる。
患者と医療提供側が共通の目標に向かって共に努力して価値を生み出して、患者は健康を、医療提供側は報酬として分け合う、という共同プロジェクト。
・スポーツジムや、英会話教室なども共同プロジェクト型の取引と言える。
当たり前の事なんですけど、なるほどなあと思いました。
何かの教室に行っても、自分が途中で嫌になってさぼったら、希望する結果は生まれないですもんね。
共同プロジェクト型のビジネスは受ける側と提供側の信頼関係や、同業種が多い場合は選ばれるための戦略も必要となってきます。(受ける側のニーズ、利便性など)
医療の現場でもDX推進が計画されており、オンライン上での医療情報確認や電子処方箋、更にはPHR(パーソナルヘルスレコード:自分のEHR情報が確認できる)などが実現される予定です。
地域の皆さんのニーズに応えることが出来るような仕組み作りに尽力していきますのでよろしくお願い致します。