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今年も咲きました(訪問看護)

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今年もステーションで、花を咲かせてくれました。

皆さまの中にも。

「これは。もしや。」と思っているかたもいらっしゃるのではないでしょうか。

そうです。

故大井田三重先生のお見送りの時、沢山の胡蝶蘭が飾られていました。

その中の1つを葬儀の後いただき、ステーションで大切に育てています。

退職した有田さんが担当でしたが、今は私が引き継いで育てています。

 

私は故大井田三重先生から、直接ご指導を受ける事はありませんでしたが、

ステーションの所長から生前の先生のお人柄についてうかがい、

とっても大きな、広い心を持った医師だったのではないかと、想像をしています。

 

地域を愛し、地域に根ざした医療や教育に力を注がれ、

その思いは今にもつながっているのではないかと感じています。

 

植物でも愛情を込めて接すれば、その愛情に応えてくれます。

毎日の変化にワクワクします。実のところ、私が癒されていることに気がつきます。

 

訪問でも、病を抱え生活を送っている療養者さんやご家族を支えているようで、

実は私が支えられていることに気がつきます。

最期まで懸命に生きる姿を目の当たりし、強さや優しさを、かかわりの中で学んでいます。

 

新人訪問看護ナースが

「初めて一緒に同行訪問させてもらった〇〇さんのお看取りを、1人でさせてもらいました。

〇〇さんでよかったです。息子さんにも側にいてもらいながら、落ち着いてかかわれました。

〇〇さんにありがとうの気持ちでした。」

というような内容を話してくれました。

そうでした。彼女の在宅での初めての点滴も、そのかたでした。

その時も、息子さんがさりげなく見守ってくれていました。

こんなふうに、振り返えりができたことに、心があたたかくなりました。

彼女もまた、療養者さんやご家族に支えられて、看護を実践しているのだと思いました。

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