SUKUMOオンライン診療実証事業開始!・・・院長のつぶやき
- 2021
07/14
13:29 - カテゴリー:地域医療
当院は、大正2年の診療所開設から100年以上、
その時代時代で、地域に必要とされる医療を展開し、
地域医療を担ってまいりました。
一方で、2004年から医師会を中心として医療情報ネットワークを構築し、
1地域1患者1カルテを目指しつつ、
「重複診療の抑制」「情報開示による医療の質の向上」
そして、「病院間の機能分担」を図っていくなど、積極的に地域のICT化にも取り組んでまいりました。
今回はオンライン診療・服薬指導、そして地域医療情報ネットワークを活用します。
「医療アクセス向上」と「重複投薬などの低減」に加えて、
「医療提供側の効率化」も踏まえた同時実現可能性と有用性を検証します。
期間は半年、12月28日まで行います。
これまで通り 幡多地域医療情報ネットワーク「高知家@ライン はたまるねっと」で、
患者さんの診療情報や服用情報などを相互で情報共有しながら
診察・服薬指導を行うことができます。
実証事業では2種類の診療メニューを用意しています。
【オンライン再診外来】
患者さんが自身のスマホなどでオンライン診療や服薬指導を受けるものです。
診療は当院の医師、服薬指導は実証事業へ協力していただいている吉村調剤薬局さんやすみれ薬局さんの薬剤師が行います。
そしてもうひとつは、
【オンライン訪問診療】です。
こちらは、看護師やコミュニティナースがタブレットを患者宅に持参して訪問のうえで、
患者さんのオンライン診療・服薬指導を介助するというものです。
【D to P with CN(コミュニティナース)】と呼んでいます。
ナースにとっては、患者さんの治療にも携わりつつ
地域住民との触れ合い、予防や生活支援も行います。
ひいては、地域の中で患者さんを診ていくことにもつながります。
■今回、オンライン再診外来とオンライン訪問診療の実証事業を行い、
近い将来、全国の地域で課題となるであろう医療アクセスの向上と
医療提供側の効率化を進めてまいります。