読書いろいろ(診療情報企画課)
- 2021
08/26
12:27
日中はまだまだ暑いですが、夜になると秋の虫の声がちらほらと・・・
冷たい飲み物ばかり入れすぎて胃が夏バテ気味のやっすんです。
まだ読書の秋には早いですが、ちょこちょこ本を読むことが多くなってきました。
最近は「本(紙)」という物質で手に入れなくても、
なんでもWebで読める時代になりました。
そういう自分も、一番よく読んでいるのは
スマホのアプリから読む漫画だったりします。
でもやっぱり自分のお気に入りの本は
「紙」という物質で手元に置いておきたいなあと思います。
昔、若いころに読んだ本を久しぶりに手に取ってみると、
「本の重さ」だったり「紙の質感」だったり「紙のにおい」だったり
「少し破れた1ページ」などから、そのころの自分に一瞬会えるような感じがします。
最近読んでいるのは(1日に数ページしか読まないので買ってから1か月が経過・・・)
「FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」
という本です。
主に世界情勢に係るデータなどを見る際に、どうしても人間の思い込みや、
心理的な要因から間違った見方をしてしまう事が多いのだそうです。
例えば、世界には予防接種も受けられない子供がまだまだ数多くいるとか、
教育を受けられない子供の割合など、実は自分たちが思っているよりは
世界は良い方向に向かっている、そんな意外な話を読むことが出来ます。
例えばこんなクイズが出題されます。
質問1 現在、低所得国に暮らす女子の何割が、初等教育を修了するでしょう?
A 20%
B 40%
C 60%
日本でこのクイズの調査を行った時の正解率はなんとわずか7%!
仮にチンパンジーにこのクイズを出題したら3択だから33%の確率で正解すると思われるが、
人間は思い込みのせいでデータを正しく見ることが出来ずに
はるかに低い正解率となっている、と著者は書いています。
すいません、僕もチンパンジー以下でした。ぴえん。