ロボットにおまかせ シーズンⅡ(診療情報企画課)
- 2022
07/08
07:07
前回RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)についてブログに書いてから早や半年。
その頃はまだ構想段階で何も決まっていない状態でしたが、ようやくデモを実施しました!
5月~6月の間、診療情報企画課ではひっそりとRPAロボットの実験が行われていました。システム担当者2名によってスパルタ教育を受けたロボ太郎くん(仮名)は、段々と業務を身に付けていきました。
例えば、
・PC画面上のごみ箱を空にする
・システムを起動する
などの単純な作業から始まり、
・システムからPC一覧表ファイルをダウンロードして加工する
・イントラネットの掲示板に決められた文章をアップする
・システム上の様式の作成月を次月に繰り越す
など、業務の基本となるような仕組みがこなせるようになってきました。
しかし、ここでタイムリミット!デモ期間終了・・。
7月になり、ロボ太郎(仮名)が動かなくなった時、仲間が一人いなくなったような悲しみを覚えたシステム担当者2名・・・。
昨今、このようなロボットは、デジタルレイバー(仮想知的労働者)と呼ばれており、これから先は「私には人間の部下が1人、ロボットの部下が5人います」みたいな時代になるかもしれません。
さて、2か月間のデモをやってみて感じたことですが、
1.ロボット(RPA)の活用は直近の人不足への対応にも効果的である(RPAに取り組む、取り組まないで数年後の働き方に大きな違いが出るのでは)
2.ロボット(RPA)の活用は中長期的に考えると未来への投資である(ロボット=労働者と考えれば、人材を育てる事と同じ)
3.ロボット(RPA)の活用はデジタル化で奪われた人間らしさを取り戻すための助けにならないか?
特に3番目ですが、あなたが毎日やっているルーチン作業に30分掛かっているとして、それをロボットに任せることで30分間の余裕が生まれると思います。
その30分間で、例えば
・少し元気がないかなと気になるメンバーの話を聞いてみる
・自分のチームのメンバーが気持ちよく働くにはどうしたらいいかなと思案する
・自分の業務内容を振り返り、より良いやり方を考える
・新しい知識を身に付けるために本を読む
などなど、いろいろなことができるんじゃないかなと思います。
ロボットが増えると人間の仕事が奪われる、なんていう話も聞きますが、そうではなくてロボットと共存して人間が豊かになっていけばいいんじゃないかなあ、と思う次第です。
今後もRPAの活用を引き続き考えていきたいと思っています。