コロナ禍とアルコール依存症(診療情報企画課)
- 2022
09/05
12:02 - カテゴリー:その他
新型コロナウイルス感染症の流行によって、
いわゆる外飲みは減少している一方で
在宅時間の延長、経済不安の高まり、孤独感の増長などから
新たな飲酒問題の発生が懸念されています。
アルコール摂取と関係が深いとされている肝炎・膵炎が増加する可能性があります。
また、アルコール摂取による免疫力の低下や炎症の悪化などによって
新型コロナウイルス感染のリスクが高くなり
飲酒行動に問題のある人では、感染リスクが1.4倍になるそうです。
また、酔うと、手洗いなどの感染予防対策が不十分になりがちなので
感染予防をより意識しましょう。
アルコール依存症を引き起こさないためには・・・
①飲みすぎない
健康リスクの比較的少ない飲酒量は1日当たりビールではロング缶1本
缶チューハイ(度数7%)ではレギュラー缶1本程度までだそうです。
(特に女性やもともとお酒に弱く顔が赤くなりやすい人は、より少ない量が好ましい)
②今まで飲んでいない人は飲酒しない
退屈や不安感を和らげる手段として、新たに飲み始めることはやめた方が好ましい
③日中の飲酒は避ける
日中飲むと、飲酒量が多くなりやすいだけでなく、酩酊に伴う転倒などの
事故のリスクにもなります。
在宅でも仕事の効率低下やミスにつながります。