❄️日々の訪問看護で感じたことです。(訪問看護)
- 2022
12/18
07:07
認知症があり自宅で一日TVを観て過ごしていた方です。
難聴もあり白内障で目も見えなくなりTVを見ることをやめてしまいました。
一日が過ぎるのをお気に入りの椅子に腰掛け、過ごすようになり「いつ死んでもかまん。」が口癖になっていました。家族は思い切って眼科へ連れて行き、白内障の手術に踏み切りました。
コロナ禍に高知市内の病院での手術に恐怖心があり、うつ状態も少し悪化していましたが、手術は無事成功し両眼の視力は回復して帰ってきました。
認知症の悪化も心配しましたが、悪化もなく表情は明るく笑顔があり、どれだけ見えるようになったか、小さな文字を指差して読んでみせてくれました。以前のようにTVを観る姿も️外出などの活動こそありませんが、生き生きしてみえました。
目が見えない、耳が聞こえないなどの年齢による変化は誰しも起こります。しかし、認知症の方にはさらに大きな変化を与え、精神的ストレスにもつながることを実感しました。
当たり前にあった事が無くなる事は大きなストレスとなります。一言でも寄り添ってあげられたらいいなと思う日々でした